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学園物えっち短編集
第7章 俺の庭
「…透真君がすごくカッコ良くて気になっちゃって…誰か知ってる人いないかなぁって思ってクラスの子に近くの男子校でカッコイイ人って聞いたらきっと優真だって言われて…」


うわ……俺の事だったのかよ…。


「…ってことで透真。俺そろそろ一人で帰って良い?」

「そもそも一緒に帰る約束してねぇよ!」

すると、優真は結愛の手を握った。

「透真に飽きたらいつでも待ってるよ」

「飽きませんッ…透真君じゃなくちゃ嫌です…」

信じられない…。

俺が選ばれる日が来るなんて…。

俺は結愛の腕を掴んで優真から引き離した。



そしてそのまま近くの公園に行った。


ベンチに座ると掴んでいた手を離す。


「…あのさ…何でうちの学校の前来てたの?」

「この前…女の人に詰め寄られて怖くてビックリして帰っちゃったけど透真君の話全然聞かずに飛び出しちゃったから…連絡先わからないけど学校はわかったから透真君の事待ってたの」

「そうだ…俺達連絡先も知らなかったんだよな。あの女の事なら本当に気にしなくて良いから!優真が手付けた女の一人だと思うし、俺の方は全然モテないし学校も男子校で女っ気ないから安心していいよ…………で…改めまして。俺達先週初めて話したわけですが…俺の好みド真ん中です!友達からでもいいので付き合ってください」

改めて俺から告白をすると、結愛は急に泣き出した。

「うわ!お、俺何か傷付ける事言ったか!?ごめん!謝るから泣くなよ…」

「違っ…ヒックッ…嬉しいのぉ…」

俺は結愛を引き寄せて顔を自分の胸に押し当てた。




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