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学園物えっち短編集
第8章 私の庭
あの写メ…言う事聞かないとどうされるかわからない…。
「…透真の事好きな気持ちはお姉ちゃんには敵わないけどな。結愛は透真のこと絶対間違えないから」
「そんなの…優真がいるってわかってたら間違えないもん…ヒックッ」
「結愛も最初俺と透真が双子だって知らなかったよ。透真が、俺のふりしたって絶対間違えなかったから」
「…」
優真はそう言いながら布団を掛けてくれる。
…この人優しいのか何なのかわかんない。
いつあの写メで脅されるかわからないから油断出来ない。
「ま。お姉ちゃんばっかりっていう気持ちもよくわかるよ」
「嘘!だって顔一緒じゃん」
「顔一緒でも性格全然違うからね。透真は本当不器用だからみんな透真の心配はしても俺の心配はしてくれないし、なんだかんだ言って透真の方が昔から友達多いしさ」
優真が私を抱き締める腕に力が入った。
「透真は俺ばっかりってよく言ってるよ」
「…私と同じだぁ」
顔を上げて優真の顔を見上げると優真は優しく微笑んでくれる。
キスしたくて優真にキュッと抱き付いて唇を近付ける。
「透真じゃなくていいんだ?」
「…あ…キスしたら駄目…?」
「いいよ。おいで」
唇を重ねてまたえっちをした。
結愛が帰る時間とズラして優真の家を出て、家まで送ってくれた。
ずっと透真さんって言ってたのに…もう優真に気持ち移ってる…。
自分の愚痴をこぼしてた時には優真に恋してたのかな…