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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係


そして、一人でシュート練習をする。
あいつらと帰ったらしつこく結城のネタで弄られるに決まってる。


「あ、佐倉君…」

結城だ。
俺は一瞬だけ見てすぐに目を逸らした。

「…まだ帰んねぇの?」

「体育用の女子更衣室、この時間はもう使えないからいつも部室が空くの待ってるんだぁ…練習見学させて?」

「別に…勝手にしろ」


ダメだ。

どう接していいかわからねぇ…

女の知り合いなんて母親と迫田の妹くらいだもんなぁ…
どうでもいい奴らには普通に出来るが、結城はどうでもよくねぇからな。。

待てよ?こんな態度とってたら結城に嫌われるかもしれねぇ!

「あー…あ…あのさ。もうおせぇし帰らねぇ?…その…送るし」


送る!?何、自分でハードル上げちまったんだ!?


「そうだねぇ…一緒に帰ろっか!でも、送ってもらわなくて大丈夫だよぉ?練習で疲れてるのに悪いもん…佐倉君と帰れるのは嬉しいけどぉ…」

!?

最後の『嬉しい』は深い意味はあるのか!?

とにかく。

まさか一緒に帰れる事になった。

俺はさっさとボールを片付けて部室へ向かった。
部室にはもう誰も残ってなかった。

着替えてる間帰り道で何を話そうか考える。

やべぇ…俺、相当浮かれてる。

着替え終えて次に結城が部室へ入った。
結城が部室に入ってすぐの事だ。 急にトイレへ行きたくなった。

結城が着替え終わるまでには戻れるだろうと思い、俺は急いでトイレへ向かった。
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