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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係




すげぇ緊張する…


部室で好きな女子と2人っきりだぞ?


話したりした方がいいのか?

いつも帰り話せてねぇしなぁ…
多分結城は俺の事無口でつまらない男だと思ってるだろうな。


本当は色んな事話したくて仕方ねぇけど話そうと思うと頭が混乱してしまう。


そんな時だ。


―ゴロゴロ…ドガシャーンッ


「キャッ!」


なんと結城は俺の腕にしがみついた。


「ごめ…雷恐くて…」

結城は涙目でそう言って手を離した。

「あ…あぁ」

俺はそんな返事しか出来なかったが、体だけは動いた。

結城を抱き締めた。

「へ?…佐倉君?」

「…こうしてれば恐くねぇか?」

「…ん///」

すげ…なんかめちゃくちゃ柔らけぇ

女ってこんなもんなのか?

結城の顔を見ると結城も俺の方を見ていて目が合った。



もう止まらなかった。



次の瞬間には唇を重ねていた。


離れてから我に返る。


付き合ってるわけでもないのにこれじゃあ安藤と一緒じゃねぇか!


「わり…」

「……ううん…あのぉ…えっとぉ…///」

結城は頬を赤くしての目を泳がせていた。
俺はこの間をどうすればいいのかわからず、もう一度キスをしてしまった。

キスをしながら結城の手を握ると結城も応えるように優しく握り返してくれた。


安藤の時みたいに嫌がってねけよな…?


この時からだ。


俺は結城を悩ませる事となる。
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