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第11章 意地悪彼氏

「……俺、別に今すげぇ彼女ほしいとか思ってないんだよな」

「……ぁ…ごめ……ﾌｯ…変な事言ってごめんなさｯ…ﾌｸﾞｯ」

俺は桃井の腰を引き寄せた。

「…でもさ。俺が意地悪した時の桃井の反応可愛かったから…彼女になりたかったらしてやってもいいけど？」

「ふ…あ……むうぅｯ…///」

上から目線返しをしてやった。

「本当全然喋れないじゃん」

俺は桃井の前に屈んだ。

「俺の彼女になるならほっぺちゅーな？」

「…ちゅ！？…ふうぅｯ…」

すると、桃井はあっさりと頬にキスをしてくれた。

恥ずかしがっている桃井の頭を撫でてやる。

「じゃあ、よろしく…多分、俺意地悪しまくると思うけど」

「意地悪ｯ！？…駄目ｯ！」

「意地悪しなくても可愛けりゃしないけどな。じゃあ、またな」


思いがけず彼女が出来た。


しかもこれからすげぇ楽しくなりそうなんですけど…