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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係
キスはするけど好きって言ったことないし、言われたこともないから付き合ってはいない。
私と佐倉君の関係は微妙なまま日にちだけがどんどん流れていく。
そんな夏のある日バスケ部では合宿が行われた。
合宿は学校の合宿所で朝早くから朝食を食べる前に長い距離をランニングをして朝食後、午前はひたすら基礎練習。午後は二チームに分かれて試合をしたり、最終日には他校との練習試合を予定されている。
この合宿が3日目にもなるとみんな相当疲れが出ていた。
そんな中、練習中に安藤先輩が暑さでふらふらになり監督に休ませるように言われて私は安藤先輩を風通しの良い場所へと連れて行った。
安藤先輩は横になって動かなかった。
「先輩、飲めますか?」
そう言って安藤先輩がスポーツ飲料を飲むのを手伝う。
そして安藤先輩のおでこに濡れタオルを置いて腋と膝の後ろにタオルをはさんで休ませた。
「…くるみ」
「はい?…へ?わ…先輩…」
安藤先輩は突然起き上がって私を抱き締めた。