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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係


結城に好きな奴がいるっつーなら俺は…


「…佐倉君いつもはそんな事言わないもん…こっち向いて?」

そう言って結城は俺の前に来た。


「どうしてそんなに悲しそうな顔なのぉ?……わっ」


諦めないといけないのはわかっていたが、俺は結城を抱き締めていた。


「……わりぃ…今の俺…頭ん中ぐちゃぐちゃで何するかわかんねぇ…だから…」

「あ…あのぉ…私…大丈夫だよぉ?…佐倉君の力になりたいもん///」


俺は抱き締めてた腕を緩めた。

「バカ!簡単に許すなよ!何するかわかんねぇってこの前の安藤みたいな事するかもしれねぇって事だぞ?キスだって……好きな奴いんなら拒否しろよ!結城にとってキスなんかたいした事ねぇかもしれねぇけど俺にとっては…」


そう言うと結城はキョトンとした顔で俺を見た。
そして首を傾げる。


「へ?好きな人?」

「…安藤の世話してた時様子見に行ったんだよ……で…聞こえた…」

「あ…えっとぉ///……私…好きな人とじゃないと…キス…出来ないもん!」

「じゃあ何で俺と出来んだよ!?」


ん?…何か俺言ってる事おかしいぞ?


「……ちょっと待て…結城は好きな奴としかキス出来なくて?……俺と出来る……」

「だから…私……佐倉君の事…」


こんなキセキがあっていいのか?


「ハァ…俺、本当バカだ…」


俺は緩めた腕に再び力を入れる。
そして唇を重ねた。いつもより長く、深いキスだ。

盛り上がった俺は結城のTシャツの中に手を滑り込ませた。
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