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学園物えっち短編集
第14章 世話焼き修学旅行


この日の夜。

一応10時に全員自分達の部屋にいないといけないという事で点呼があった。

が、ここで男子四人部屋のはずだが一人足りない。見事に将がいない。

あいつどこ行った?

小松さんとは喧嘩中だしな…。

部屋の外に出るとちょうど小松さんがこっちの部屋に来ようとしていた。

「あ…池田君…あの、香菜知らない?お部屋のお風呂に入ってる間にいなくなっちゃって…」


女子の部屋風呂付いてんのか…。

二人部屋だし、同じ生徒なのに女子の方が贅沢だった。


「こっちも将がいないんだよ」

「ウソ!あーもう…あんな事で喧嘩なんてしなきゃよかった…」

「二人共多分ホテルの外には出てないと思うから探してみよう」

先生に見つかると厄介になるので隠れながら探した。


「どこにいるんだよ!」

「えっと…何か言ってなかったかな?香菜はいっ君にフラれてもう生きていけないとか言ってた!」

「あ!将も小松さんと喧嘩してこのまま別れる事になったら生きていけないって言ってたな…まさか」


俺達は顔を見合わせた。


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