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学園物えっち短編集
第14章 世話焼き修学旅行
香菜は食べ物屋の前でそこの気前の良いおばさんに団子をもらって食べていた。
「香菜、勝手に一人でウロウロするな!ほら、団子もらったならお礼言えよ」
「はーい!おばちゃんありがとう!美味しかったー」
「はいよー。また食べにおいで」
香菜の腕を引いて戻り、やっと全員戻った。
戻ると小松さんがクスクス笑った。
「どうかした?」
「だって池田君、将と香菜のお父さんみたいなんだもん!二人共池田君の言うことちゃんと聞いてるし」
「全然嬉しくねぇよ!?」
「あ、ほら…また香菜が…」
「香菜!どっか行くな!」
少し手を離すとすぐにどこか行ってしまう…。
「香菜ちゃんー?紐で繋いでやろうか?」
「やだぁ!」
「じゃあ、ウロウロするな!」
「……はぁい」
香菜は俯いてしまった。
そういう顔をされると甘くなってしまう。
俺は香菜に手を差し出した。
「ほら、手…繋いでおいてやるから」
そう言うと香菜はまた笑顔に戻り、手を繋いだ。
単純だよな…そこが可愛いんだけどさ。
なんだかんだで香菜と一緒というのは楽しかった。