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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係
俺は言葉を言い終えると結城の涙を指で拭って改めてキスをした。
「…ありがとぉ…ヒック…私も…佐倉君の事大好きだよぉ///」
結城はにっこりしてそう言った。
それから他愛のない話をして俺は今回は健全に部屋に帰ろうと思った時だ。
「…帰っちゃうのぉ?」
結城は俺の腕を掴んでそう言った。
「あぁ…そろそろ俺危険な狼に変身すっから一緒にいたら結城可愛いから真っ先に喰われるぞ」
冗談で言ったつもりだった。
「……食べられてもいいもん…もっと一緒にいたい」
「いや…あー…まじで!本当俺何するかわかんねぇよ?」
「…うん」
俺は座り直して結城を抱き締めた。
そしてキスをしながら結城を押し倒す…所まではよく覚えていた。
「……佐倉君………玄馬君!」
「ウオッ!」
俺は結城の声で目が覚めた。
「やっと起きたぁ…おはよぉ」
「おぉ…おはよう…って!朝!?」
「そうだよぉ、昨日あのまま寝ちゃったからぁ…きっと練習で疲れてたんだよぉ」
「…そうか…わりぃな」
一晩中結城といれたっつーのに勿体ない事をした。
「…ううん…寝てる間ずっと抱き締めてくれてたから嬉しかったよぉ///」
結城は顔を赤くして嬉しそうに言った。
それがたまらなく可愛い。
また結城を抱き締める。
「…あ…佐倉君…早く朝食食べに行かないと…」
「…さっき俺の事下の名前で呼んでなかったっけ?今度からそっちで呼ぶっつーなら食いに行く」
「へ?うんッ…じゃあ今度から玄馬君って呼ぶね」
あっさり了解を得て俺はしぶしぶ離れて朝食に行く事になった。
食堂に着いて結城と朝食を食べ、食べ終える結城はすぐに洗い場を手伝いに行った。
一方俺はおかわりをしてまだ食う。
「玄馬ちゃん?昨日は熱い夜を過ごせたのかー?」
「詳しく聞かせてもらおうか?」
やって来たのは笹井と迫田…痛い所を付いてきやがる。
「うっせぇな…何もしてねぇよ!」
「はぁ?帰って来なかったくせに?」
「ゴム箱ごとやったのに?」
「いいじゃねぇか!俺達の自由だろ!」
「どうせ良い所で寝ちゃったりしたんだろ」
「あーつまんね」
「お前らを楽しませる為のネタじゃねぇよ」
そう言って俺は残りのご飯を一気にたいらげた。