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学園物えっち短編集
第14章 世話焼き修学旅行
そもそも、そのいっ君は下心全開でそんな事したんだろ…ストーブ壊れたとか本当かよ。
俺は違う!
そう思いつつジャージを脱ぐ。
パンツは着たままでいいよな…。
「香菜…あのさ…って!奈々香菜!全部脱ぐな!」
香菜はブラを外してパンツまで脱ごうとしていた。
「へ?」
「全く!恥ずかしくないのかよ!」
「ムーッ!」
「何で怒ってるんだよ!?パンツは脱ぐな!」
俺は寒くて香菜を抱き締めてカーテンにくるまった。
「お…」
「ふふふ!暖かいねー!」
思ったよりも効果があった。
だけど、香菜の生の胸が思い切りくっ付く。
「あー…蒼エッチな事考えてるー」
「ハ!?」
「言ってみただけだよー…でも、ちょっと考えて欲しいなー…」
「全く考えてないって言ったら嘘になるけどな…」
「じゃあ、しよー?」
「ここで!?いや!香菜…こんな所で香菜と初めてなんて駄目だ…もったいない」
「え?もったいない?」
「俺…香菜の事大事にするって決めたから…こんな埃だらけのところでは…」
その時だ。
~♪
香菜の携帯が鳴った。
「あ゙!俺何で気付かなかったんだ!?携帯で連絡出来るの忘れてた…」
「中携帯持ってたの忘れてたー!あ!華織ちゃんだ!」
俺達の帰りが遅いのを心配して連絡をしてくれたらしい。
鍵を開けてもらう前に服を急いで着て待った。
相当馬鹿な事をしてしまった…。
気分が下がっていると香菜はニコニコしながら手を繋いで来た。
「やっぱり蒼は格好良かったー!蒼大好きー!」
そういう事言ってくれる香菜がすごく愛おしかった。
将達が来てくれて、将はこんな密室で二人きりなのに何もなかった事をまた喚いていた。
裸で抱き合ってたなんて絶対に言えない。
物置を出て、部屋に戻る途中将に囁かれる。
「なぁ、今日は修学旅行最終日だ…特別にもう一回部屋を提供してやる。今夜は蒼君に決めてほしいなー」
将に部屋の鍵を渡され、香菜と部屋に押し込まれた。