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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから



美里の作戦はこうだ。


移動教室では、消灯時間になると全員自分のベッドに入って部屋の電気を消さなければならない。

部屋のドアは先生が見回りに来た時に、見回った部屋から先生がドアを閉めるというシステムになっている。

その先生が見回りにくる直前に、白河君のベッドにこっそり入り込めばきっと白河君なら先生がいなくなるまで匿ってもらって密着している時に告白するという作戦だ。

カーテンがあるので裕也以外の同室の男子にもバレないはず。


かなり強引な作戦だけど…ここまで強引で駄目だったら諦められると思うし…。


私は裕也のケータイにメッセージを送った。


【裕也、白河君との事協力してくれるよね?】

【今更なんだよ?いつもしてるじゃん】

【部屋の白河君のベッドの位置ってどこか教えて欲しいんだけど…】

【は?なんで?】

【理由は後で話すから教えて?】

【左側の上だけど】

【ありがとう!白河君と上手くいったらアイスおごるね!】


白河君のベッドの位置まで確認出来た。


ここまですごく順調!


あとは、先生が見回るタイミングさえ間違えなければ…
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