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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから




「…ン?」

「きゅ…急に来ちゃってごめんなさい…えっと…」


私はコソコソとかなり小さい声で白河君にそう言った。


うわぁ…暗くて白河君の表情見えないけど、絶対迷惑だよね…こんなの…。


「シッ」


すると、白河君は突然私の唇を塞いで布団の中に引き込んだ。


唇を塞いで…?ちょっと待って…何で塞がれたの?これ…キスされてない!?


白河君はキスをしたまま私を布団の中で抱き締めた。


次の瞬間見回りの先生が、部屋に来て懐中電灯で一つずつベッドを照らした。


あ…そっか…影で起きてる人を確認してるんだ…。


白河君のベッド以外はイビキと寝息が聞こえる。


今日は山でハイキングだったし、朝早かったからみんな疲れてるのかな…ってか…いつまでキスしてるの!?若干息苦しくなってきた…


確認が終わったようで、部屋のドアが閉まった。


「そちらのクラスは見回り終わりましたか?」

「あぁ、今日の仕事も終わったし、一杯やるぞ」

「いいですね」


先生達のそんな会話の声が遠くなっていった。



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