この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから
「…ン?」
「きゅ…急に来ちゃってごめんなさい…えっと…」
私はコソコソとかなり小さい声で白河君にそう言った。
うわぁ…暗くて白河君の表情見えないけど、絶対迷惑だよね…こんなの…。
「シッ」
すると、白河君は突然私の唇を塞いで布団の中に引き込んだ。
唇を塞いで…?ちょっと待って…何で塞がれたの?これ…キスされてない!?
白河君はキスをしたまま私を布団の中で抱き締めた。
次の瞬間見回りの先生が、部屋に来て懐中電灯で一つずつベッドを照らした。
あ…そっか…影で起きてる人を確認してるんだ…。
白河君のベッド以外はイビキと寝息が聞こえる。
今日は山でハイキングだったし、朝早かったからみんな疲れてるのかな…ってか…いつまでキスしてるの!?若干息苦しくなってきた…
確認が終わったようで、部屋のドアが閉まった。
「そちらのクラスは見回り終わりましたか?」
「あぁ、今日の仕事も終わったし、一杯やるぞ」
「いいですね」
先生達のそんな会話の声が遠くなっていった。