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学園物えっち短編集
第2章 私たちの関係
そして、試合は始まった。


今日の相手チームはそれほど強いチームではなかった。


すぐに点差は広がり、予想より早く選手交代。


玄馬君達が入った。


PGとCのポジションの先輩達以外はみんな初試合。


試合は始まるもののみんな緊張して本来の実力が出ていない様子だった。


しばらくすると監督がタイムを出して三人を呼んだ。


三人に何かを話すと三人の表情は変わった。


「っしゃー!」

「ぜってぇ決めてやる!」

「おぉぉぉ!」




監督は三人に何言ったんだろぉ?

とにかくそこからの三人はすごかった。

緊張なんて全くなくて試合を楽しんでるようだった。


そして…その後点差を縮める事はなく、勝つ事が出来た。


試合勝ったのは嬉しいけどあの約束は…冗談だよね?

玄馬君を見るとみんなで盛り上がっていたので多分大丈夫。


私は片付けを始める事にした。

その片付けをしている時の事。


「…お前が話し掛けろよ」

「はぁ?しょうがねぇな…あ、あの」


振り返ると相手チームのスタメンの二年生が二人いた。


「…はい?」

「…よかったら連絡先教えて?」

「え?あ…えっと」


どうしよぉ…この人達どういう意味で連絡先聞いてるのかなぁ?

今後の練習試合の事とか?

そしたらマネージャーとしてちゃんと連絡取らなくちゃいけないだろうし…


「くるみ、何してんだ?」


そこに来たのは玄馬君だった。
そして玄馬君は私を自分の方に引っ張った。


「うちのマネージャーに用がある時は俺を通してもらいてぇなぁ?」


玄馬君はそう言って二人を睨んだ。


玄馬君の睨みは結構恐い…
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