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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから
班ごとの席に二人で戻ると、明るい表情の白河君と全然状況が把握出来ていない美里と裕也が待っていた。
「お、遅くなってごめんね…」
「ううん!食べよっか…」
美里の隣りに座ると、新川は白河君の隣りに行った。
食べ始めると小声で美里が話し掛けてきた。
「ね…どういう事?白河君と付き合う事になったんじゃないの?」
「……まだ確認してないからわからないんだけどさ……昨日…ベッド間違えたっぽい…」
「…はい?間違えた事に朝まで気付かなかったの?」
「だって…暗かったし、あの二人体格似てるから…」
「声とかでわかるでしょ!」
「そんな事言ったって…ほとんど声出さなかったし、白河君だと思い込んでたから」
「裕也も…乃絵瑠が来たのわかってたでしょ?」
美里の隣りの裕也に美里が小声で声を掛けた。
「俺は昨日電気消す前にはもう寝てたし…っつーか、左右間違えるのもありえないんだけど」
「間違えてないよ!左側でしょ?」
「そうだよ、新川の反対側。ベッド入った時、白河と話してたから後から入れ替わったとかないからな」
「じゃあ、何で…」
「ちょっと待って…裕也、何処から見て白河君のベッド左側なの?」
「部屋からに決まってんじゃん」
「え……じゃあ、入り口から見て左側って……」
……ここだ。ここで間違えたんだ……