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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから
「ねぇ、三人どうかした?」
突然、新川君と二人で話していた白河君が話し掛けて来た。
「どうもしてないよ!?」
「三人で盛り上がってなかった?」
「しりとりしてたんだよ!負けた奴が今度カラオケおごりってやつだったからすっげぇ燃えてた!」
裕也がそう言ってごまかした。
「…三人でカラオケ行くのか?」
裕也のごまかしに、何故か新川が食いついてくる。
「あぁ…放課後よく行くよな?」
「うん!最近割と恒例だよね!」
よくと言っても週に1回行くか行かないかくらいだけど…ここはごまかす為に合わせておこう。
「わりぃ…俺、歌得意じゃねぇからカラオケ行っても歌わねぇけどいいのか?」
新川がカラオケに一緒に行く気満々なんだけど…私に合わせてくれようとしてるのかな…?
「拓人、無理して歌わなくても坂井さんと一緒に過ごす事が大事だから気にしなくて大丈夫だよ!ダブルデートってやつだろ?いいよなぁ!」
白河君が謎のフォローし始めたし…。
「これからは俺達、乃絵瑠の事誘うの控えるし!あー、美里!二人の時間増えるな!」
裕也に関してはもう論外…。
本当にどうしよう…