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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから
結局部屋に戻れずに集合場所に行く事になってしまった。
ノーブラなのバレないかな…
Tシャツからノーブラなのがわからないように腕を組んだりして、隠していた。
「ねー、乃絵瑠」
「ん?何?」
移動中に美里が私の横に来て話し掛けてきた。
「新川君とこんなギリギリの時間まで何してたの?」
「何もしてないよ!」
「本当にー?なんかさぁ、このまま新川君と付き合っちゃってもいいんじゃない?二人結構お似合いだよ」
「そんなわけないよ!もう…さっきまで協力的だったのに何でそんな事言うの?」
「さっき白河君に聞いたんだけどさ、新川君って結構前から乃絵瑠の事好きだったみたいだよ?」
「そんな事ないと思うけど…さっきもまた意地悪されたし…」
「えぇ?じゃれ合いでしょ?ラブラブじゃん!新川君だって白河君に負けないくらいカッコイイし良いと思うんだけどなぁ」
確かに新川はクラスの男子の中でもかなりカッコイイ方だ。
仮に本当に私の事前から好きだったとしたら、告白が間違いだった事は言わないといけなくて…言わなくちゃいけないけど、想ってくれてるからこそ言えないという葛藤もあった。
でも…もし、間違いだった事伝えてどうするの?
新川の事すごく応援してる白河君に告白したって新川の事傷付けて、白河君の事困らせるだけだ。