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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから




飯盒炊爨をする場所に着いて、私は誰よりも早くエプロンを着けた。


これを着ちゃえば、乳首のところ浮く心配ないよね?


「坂井さんやる気満々だね!カレー作る方お願いしていい?」

「うん!じゃあ、美里と…あれ?美里と裕也いないじゃん!」

「あの二人なら河原に石とか枝拾いに行ったよ、俺はお米炊いたりするから…拓人、坂井さんの手伝いしなよ」


白河君…気を遣って私達を組ませようとしてくれてる…。


「あぁ、わかった」

「じゃあ二人ともよろしく!」


二人になっちゃった…。


「…私、野菜切るね」


私は間を空ける事なく、野菜を流しに持っていって水で洗い始めた。


「なぁ」

「ん?」

「今度俺の家来た時、昼飯でも夕飯でもどっちでも良いから作って」

「えー…私、作れる料理あんまりないよ?」

「別にいいよ。乃絵瑠の裸エプロン見たいだけだから」

「そんなのしないもん!エッチ!馬鹿!」

「夜這いに来るやつのセリフか?」

「アレは…そこまでするつもりなかったもん…」


新川は私が洗ったジャガイモの皮を剥き始めた。


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