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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人
手を握ると、慶司は握り返してくれた。
「…私が最初に慶司の事好きになったキッカケは、カッコ良くて中学生になっても馬鹿な事ばっかりしてる男子とは違って何でも出来る完璧な王子様みたいだったからっていうのは認めるね……でも、付き合ってから慶司も何でも完璧じゃないってところ見ても慶司の事好きで…もっと慶司の事好きになってたんだよ?振られちゃったけど…」
「……俺、小学生の時馬鹿な性格のせいで好きだった子にすごい嫌われた事あってさ…中学入って風花に一目惚れして今度は嫌われないように必死でカッコつけてたんだ…風花と付き合ってからめちゃくちゃボロ出まくってたからさ…初めてシた時も全然決まらなくて…むしろ風花の事泣かしちゃったし、これ以上嫌われたくなくて…耐えられなくて仕方なくフったんだ」
「え!?私の身体が変だったから引いたんじゃないの!?」
「変じゃねぇよ!むしろすげぇ良くて今でもオカズに……ゴメン…下ネタ止めます…」
「なんだぁ…もう!慶司の馬鹿!慶司に振られた理由私の身体が変だったからかと思ってずっとコンプレックスになってたんだからね!」
「マジで!?ごめん…あー…風花の事好き過ぎたんだって!本当にゴメン!」
「謝ってばっか!……っていうか…私の事好きだったのって…もう過去形?」