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学園物えっち短編集
第16章 カッコ良い人




「大丈夫…私が上に逃げちゃったのがいけなかったから…」

「なんかズレると思ってたら逃げてたのか!わりぃ、あそこ良いのかと思って攻めてたけど逆だったんだな」


ちょっとぶつけただけだし、もうそこまで痛くないけど慶司はぶつけたところをずっとさすってくれた。

大事にされてるみたいですごく嬉しかった。

慶司のお母さんがいつ帰って来るかわからないので、服を着ていちゃいちゃタイムだ。

これも前の慶司の時はなかった時間。
正直慶司とこういう事したかったからすごく嬉しい。


「慶司…」

「ん?」

「私と別れた後、たくさん付き合ったの?」

「…いや……その…」


なんか焦ってる!…やっぱりたくさん付き合ったんだ。


「…あ…私も慶司と別れた後付き合った人いるからいいんだけど……エッチの時……私何も出来なかったから…他の子の方が気持ち良かったりしたのかなって…」


そう言うと、後ろから抱き締めてくれていた慶司は私の肩に頭を乗せてため息をついた。


「俺さぁ、あいつらが言ってたようにエロ知識だけはエロ検定あったら1級とか取れる自信あるけど…経験は伴ってない」

「え?そうなの?」

「前回は風花だよ…風花が以上に好きな子が現れたら付き合おうと思ってたけど、現れなかったな」

「そうだったんだぁ///」


前に付き合ってた時、王子様みたいな慶司じゃなくても好きってちゃんと伝えてたら一回別れなくても済んでたのかな?
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