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学園物えっち短編集
第17章 チラ見せ



そして、いつものように登校。



「克海ー!おっはよー!」


バンッ!


後ろから背中を叩かれる。


「イッテ!有紗!いつも勢い良く叩き過ぎだろ!」

「だって克海が見えたから走ってきたんだもん!」

「チビのくせに馬鹿力め」

「だから!平均より少し低いだけでチビじゃないし」

「俺からしたらチビ以外の何者でも……」


いつものような会話をしながらふと有紗を見ると、見慣れない夏服の有紗の姿に目が止まった。

珍しく第二ボタンまでシャツのボタンが開いていた。


ただそれだけなのに、何だかモヤッとした気分になっていた。


「克海?どうしたの?」

「いや…そういや夏服だなと思って」

「あ…うん……中学の時運動部でほとんどジャージだったから何か着慣れないんだよねぇ…」


…今日は変な夢見たせいか、本調子出ないな。


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