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学園物えっち短編集
第17章 チラ見せ
一限が終わると、いつもならすぐにこっちを向いて話し掛けて来るのに全くこっちを見ようとしない。
俺は輪ゴムを指に引っ掛けて、有紗に向かって飛ばした。
飛ばした輪ゴムは有紗の頭にぶつかった。
「何すんの!?」
「何急にヨソヨソしくしてんだよ?」
有紗は机に伏せた。
「…見たくせに」
「ミテマセン」
「それ絶対見てるじゃん!」
「一瞬だろ…見ようと思って見たわけじゃねぇし」
「ん〜ッ///克海ばっかいつも余裕でムカつく!バーカ!アンポンタン!」
「ハ!?全然意味わかんねぇよ!俺悪くなくね!?」
有紗は走って教室を出て行った。
「克海君、痴話喧嘩ですかー?」
「喧嘩じゃねぇよ…有紗が一方的に怒ってんだよ。全然わかんねぇ」
「まぁ、乙女心は難しいよな。っつーか、何見たの?」
「…それは言えません」
有紗のおっぱいを見た俺はどう対応すりゃよかったんだ?
その事に触れなければ良いと思ったけど…間違いだったのか。