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第17章 チラ見せ

教室に着くと、教室のドアが閉まっている。


プールの授業の時はいつも開けっ放しじゃなかったっけ？


疑問に思いながら教室のドアを開けた。


ガラッ…


「…ﾝｧ…助けッ…ﾝｰッ！」


一瞬だったけど、有紗の声が聞こえた。
入り口から教室を見ると一見誰もいないように見えた。


「有紗！いんのか！？」


教室の中に入るとすぐに目に飛び込んで来た。


有紗が教卓の陰に水着の乳首の部分を破かれて男子生徒に押さえつけられている。

一瞬その状況が理解出来なかった。


「何してんだよ！このクソが！」


俺が近付くと有紗を襲った男子生徒は逃げようとしたが、俺はすぐに捕まえて胸ぐらを掴んで殴り飛ばした。


「ガハッ！」

「立てよ…一発じゃすまないからな」

「ヒィ！そ、その女が俺の事誘って来たんだ！殴られる意味がわからないな！」

「違ッ…私そんな事してない…ふぇ…」

「嘘だ！朝、俺の定期拾ってくれた時俺にシャツの間からおっぱい見せ付けて来ただろ！」


朝？俺と合流する前か？


「あ？お前は階段の下からパンツが見える女全員がお前の事誘ってると思ってんのか？自分に都合の良い解釈してんじゃねぇよ」


そんな事で誘ってるならこいつより先に俺が手出してたっつーのに！！