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学園物えっち短編集
第18章 SEME

三咲君は冷蔵庫からペットボトルを出してコップにお水とお湯を混ぜて持って来てくれた。
生理痛の薬を飲むだけでまだ効き始めなくても、何となく落ち着いた。
「三咲君…ありがとう…だいぶ落ち着いた」
「ううん、落ち着いたみたいで良かった……俺もここにいても大丈夫?」
「うん」
「良かった…佐竹さん男子苦手って本当?」
三咲君が私の隣りに腰を掛けた。
「…うん……中学の頃に学校の帰りに襲われた事あって…それ以来」
「そうだったんだ…あ、ごめん!離れて座るね」
三咲君はそう言って座ってる位置をズレた。
「あのッ…三咲君は大丈夫……」
「俺も一応男だからさ、無理しなくていいよ」
「無理してないよ…よくわからないんだけど…三咲君が話し掛けてくれた時から他の男子となんか違うんだぁ。他の男子はね、名前も顔も覚えたくないのに三咲君は顔も声も名前も全部覚えちゃった」
そう言って、三咲君の方を見ると三咲君は顔を真っ赤にさせていた。
ん?…私、何言ってるの!?本当の事なんだけど!これって告白してるみたいじゃん!

