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学園物えっち短編集
第18章 SEME


「…はい……私で良かったらよろしくお願いします」

「嘘…本当にいいの?」

「うん、私も三咲君の事好きみたい…」

「あー良かった!絶対振られると思ってた…えっと…隣りに座って大丈夫?」

「うん…」


三咲君はそう言って先ほどの位置に戻ってきた。


なんだか…恥ずかしい…。


「…手とか…触っても平気?怖くない?」

「あ…わかんない…あの日以来男の人と触れ合った事ないから…」

「そうだよね、怖かったらすぐ止めるから」


三咲君はそう言うと、私の手をそっと握った。


「…平気?」

「うん…ドキドキするだけ…」


私は三咲君と指を絡ませて握り返した。


「ヤバい……すごい嬉しい…しばらくこうしてていい?」

「ん…」


三咲君とただ手を繋いで、横に座っているだけでドキドキして…すごく幸せな気持ちだった。

私達は休み時間になるまでずっとそのまま過ごした。

薬も効いたのもあって生理痛もすっかり何処かへ行ってしまっていた。


「次の時間授業出られそう?辛かったら俺、先生に言っておくから休む?」

「ううん、薬効いたから大丈夫…ありがとう」

「また辛くなったらすぐ言って?席隣りだしさ」

三咲君は優しい笑顔でそう言ってくれた。
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