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学園物えっち短編集
第18章 SEME

三咲君はDVDをセットすると、私の隣りに座ってリモコンで再生ボタンを押した。
「瑠海ちゃん」
「ん?」
「手良い?」
「あ、うん」
三咲君は私の許可を取ると、嬉しそうに手を繋いでくれた。
学校でみんなに言われた事が頭を過ぎった。
「三咲君…」
「ん?どうしたの?」
「あの……三咲君は…手…繋ぐ以外の事とか……したいかな?」
「え……それは…えっと…ちょっと1回DVD止めるね」
三咲君はそう言ってリモコンを取って、DVDを止めた。
「…そりゃ…瑠海ちゃんの事好きで付き合ってるしさ…一応俺も男だから…そう思ってないって言ったら嘘になるけど…瑠海ちゃんに嫌われたくないからさ。俺は襲われた経験ないから瑠海ちゃんがどれだけ怖かったかなんて想像つかないけど、その時の事思い出させたくない」
「あのっ!私…三咲君なら大丈夫かも…」
「それって今してみても大丈夫って事?」
「…うん」
「…怖かったからすぐ言って?」
三咲君はそう言って私の手を握った。

