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学園物えっち短編集
第18章 SEME



そして、その日の放課後。

三咲君といつものように下校中。


「昨日、映画途中までしか観れなかったから続き見る?」

「うんっ」

「…俺の家で大丈夫?」

「うん、平気だよ。昨日は私から言い出したのにごめんね」

「いや、瑠海ちゃんから勇気出して言ってくれて嬉しかったよ」


相変わらず三咲君は優しかった。

やっぱり三咲君と手を繋ぐ以外の事もしたい…。


三咲君のお家に着いて、お部屋に着いて昨日のように三咲君とソファに座った。

今日は私からするんだ…。

三咲君がリモコンに手を伸ばした時に私はその手を掴んだ。


「ん?」

「三咲君…あの…」


私は三咲君の手を掴んだまま抱き着いた。


「え…えっと?瑠海ちゃん?どうしたの?」

「あのッ!私から三咲君にキスしようと思うの!」

「え!?いや、そんな無理しなくてもいいから!」

「無理してない…私だって三咲君の事大好きだからキスしたいもん」

「瑠海ちゃん…」


私は三咲君から1度離れると、目を閉じて思い切って唇を重ねた。

すると、自分からしてる効果なのか何の恐怖心も現れない。
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