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学園物えっち短編集
第19章 君の蜜の味
そして、動物園に到着した。
「動物園来るのすごく久しぶりー」
「そういえば俺も小学生以来だ」
「こっちから順番に行くとスムーズに全部回れるみたいだよ」
動物園は久しぶりでまだ回っていないのに、なんだか楽しかった。
1番近くに日本猿の猿山を見つけて、私はそこに直行していた。
「ねぇ、将太見てみて!あの小猿…」
「おい…何を言おうとしてるかよーくわかるから言わなくていい」
「えー…めっちゃ可愛いじゃん」
「あの小猿はな…でも果歩の言ってる可愛いとは、ちげぇから」
昔の将太みたいって言おうと思ったのがバレていた。
「あ、あっち猛獣コーナーだって!行こ?」
「あぁ。ビビんなよ?」
「ビビらないよ!檻の中にいるもん」
猛獣コーナーに着くと、ガラス張りになっていて間近で猛獣が見られるらしい。
動物園って結構動物が寝てるイメージがあるけど、今日は何だか喧嘩をしているみたいで迫力のある姿を見せていた。
「わぁ!すごい吠えてるね」
「なぁ、あんまり近くで見るなよ…ガラス割ってきたらどうすんだよ」
将太はそう言いながら、私の腰に腕を回してその場から移動させようとしているのがわかる。