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学園物えっち短編集
第19章 君の蜜の味
「パパー!早くぞうさん見に行こー!?、」
「ほら、あんまり走ると危ないぞ」
私は何処かから聞こえたその声に反応して、足を止めた。
「なんだよ?急に立ち止まんなって…」
「…」
前方の光景を見て私の頭の中は真っ白になった。
だって……東先生がいたんだもん……。
奥さんと子供と3人で楽しそうにしている東先生を見つけてしまった。
何で…?独身で一人暮らしなんじゃないの?
高校卒業したら、堂々と付き合って…大学卒業したら結婚してくれるって言ったのに…。
「あれ化学の東じゃん!あんな大きい子供いたんだな。あいつ人気あるし、女子達卒倒すんじゃね?……果歩?おい、どうしたんだよ?何泣いてんの!?」
私の目からボロボロと涙が溢れてくる。
「…果歩、こっち行くぞ」
将太に手を引かれて、人の少ないところのベンチに座らせられて将太がティシュをくれた。