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学園物えっち短編集
第19章 君の蜜の味
私が将太とここにいる事で、先生は私が別れを告げる事を察しているようだった。
「何か用か?じゃねぇよ!」
「将太!黙って!」
「…あぁ、彼氏連れて俺に別れを言いに来たのか」
「え!?違ッ…将太は彼氏じゃない」
「俺は別れても構わないよ。先生との禁断の恋ってやつ充分楽しんだか?お互い後腐れなく終わりにしよう」
「…どうしてそんな言い方するの?…先生…高校卒業したら堂々と付き合ってくれるって言ったじゃん……ふえぇ……大学卒業したら結婚してくれるって言ったのに…」
うぅ…やっぱり涙出ちゃった…。
「あぁ、果歩。ごめんな?本気にしてたのか…どうせ卒業したら連絡なんか取らなければ終わると思ってたんだが…」
「ふざけんなよ…果歩の気持ち弄んでただけじゃねぇか…」
「そうか?お互いにその時がよければいいじゃないか…その彼と付き合っていないなら果歩がまたシたくなったら来るといい。むしろそれだけの関係の方が傷付かないだろう」
「このクソエロ教師!」
バギッ!
将太は先生を殴ってしまった。
そして、先生の上に馬乗りになる。
「ッ……」
「しょ、将太!何してるの!?ダメだってば!」
「……ふざけんなよ…果歩は昨日あんたが家族といる所見てんだよ!……自分は傷付いてんのに、あんたの家族の事心配して…ヒグッ….その事には触れずに身を引こうとしてたんだぞ!……そんな果歩に対してそんな事しか言えねぇのかよ!」