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学園物えっち短編集
第20章 桜舞い散る中の君



そして、次の日の放課後。


桜さんの机の中にあった1冊の本を持って教えてもらった桜さんの家の住所に向かった。


しかし…桜さんっていつもどんな本読んでるんだろう?


レースの付いた可愛らしい布のブックカバーがしてあって、一目に本のタイトルとか見る事が出来なかった。


イメージとしては物凄い難しい本とかだろうな。


今後の話題作りの為にも、どんな本を読んでいるかこっそり見ておこう。


本は何度も読んでいるようで、折れ目もついている。


開いてみると、中身は意外だった。


あの有名な『白雪姫』だ。


もっと難しいジャンルの本かと思ったけど…。
しかし、白雪姫じゃ…内容は知っているけど、俺も白雪姫読んでてなんて不自然過ぎて使えないな。


そんな事を考えながら歩いていると、桜さんの家に着いた。


桜さんの家は大きかった。


なんだよ…すごい金持ちじゃないか…。


思っていたよりも立派な家でmチャイムを鳴らす時かなり緊張した。



ピンポーン♪


「はい」

「こ、こんにちわ!桜さんと同級の吉野といいます…桜さんに頼まれた本を届けに来たのですが」

「あらあら、いつも桜がお世話になっております。わざわざすみません…少々お待ちくださいね」



それからすぐに桜さんのお母さんらしき人が出て来て、家に入れてくれた。

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