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学園物えっち短編集
第20章 桜舞い散る中の君
「…やった事なんてないので、やり方合ってるかわからないですよ?」
「私は漫画で見たから大丈夫。」
桜さんはやる気満々で、部屋の壁の前に移動して壁に寄り掛かった
そんな桜さんと向き合って、桜さんの頭の横辺りに手を付いた。
「こんな感じですか?」
すると、桜さんは黙って俺の顔を見上げて俺の顔をジッと見ている。
ものすごく…恥ずかしい……けど、桜さんが俺の事を見上げてくる感じがちょっとツボだ…。
「もう少し顔近かった」
桜さんは俺の制服のネクタイをグイッと引っ張って、顔を近付けた。
息が出来なくなりそうなくらい……
ドキドキした…。
「桜さん……俺、めちゃくちゃドキドキするんですけど…」
「…私も…ちょっとだけ…王子にドキドキした」
「……王子じゃないです…吉野です」
「ふふふッ」
桜さんにつられて俺も笑ってしまった。
桜さんと毎日”友達”として一緒に過ごすのは、すごく楽しいけど…
でも、やっぱり俺は桜さんの事が好きだ。
北海道に行った時告白しよう。