この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
学園物えっち短編集
第3章 なつの訪れ


「…誰がなんと言おうと俺が好きなのは菜津だ!」


ん?


気が付くと俺がいるのは教室で…しかも授業中。

俺は一気に青ざめた。

クラスの全員が俺に注目した。

キーンコーンカーンコーン♪

「…えー…今日の授業はここまでにする…増田、授業中は寝言は慎むように」

今の…もちろん菜津も聞いていた。

俺は教室を出て6時間目の時間を保健室で過ごした。

あんな所で大々的に告白して…菜津にどんな顔で会えばいいんだ。

こんな風に逃げる俺もどうかと思うけど…



クラスの奴らが帰る頃を見計らって教室に戻った。


教室に戻ると閑散としていて誰もいない…いや…俺の席に…菜津がいた。

寝てる?

菜津の所へ向かった。

「…ん…浩太」

寝言?

何だよ…菜津の夢の中の俺は何してんだ?

俺は菜津を起こした。

「何で俺の席で寝てんだよ」

「…だって…ここで待ってたら浩太戻って来ると思って…」

「帰るぞ」

「待って!…あの…授業中のあれ…」

菜津は俺の腕を掴んだ。

「俺何言ったっけ?覚えてねーや」

そう言うと菜津は黙った。


くそ!あの寝言取り消させてくれ!


「バカぁ…フゥッ…菜津…嬉しかったのに…」

あー…やべ…泣かせちゃったよ…。

俺を掴む菜津の腕を掴んで自分の方に引き寄せた。

そして抱き締めた。

「泣くなよ…」

「ふぇっ…浩太が悪いんじゃん…」

一度菜津を離して自分の机に腰をかけた。

ちょうど菜津と同じ目線になる。

「俺がな菜津ちゃんに告白をするのは一大イベントな訳だよ…わかるか?」

菜津は頷いた。

「って事で…菜津の事好きだ…菜津の返事は?」

すると菜津はぎゅっと抱き付いてきた。

「菜津も…菜津も浩太の事好き…」

こうして俺と菜津は付き合う事になった。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ