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学園物えっち短編集
第4章 彼とあなたと私
ギリギリの時間に教室に戻ると隼人君が俯いて席に座っていた。
「…は、隼人君…これ…ありがとう…」
「あ……あぁ…」
気まずいよぉ…
制服を返して自分の席へと戻る。
「愛美ッ…」
隼人君に呼ばれると同時に先生が教室に来てしまった。
「あ…」
「…あとでな?」
ポンポン
隼人君に頭を撫でられる。
何言われるんだろ…
一限が終わると隼人君はすぐに私のところにきて腕を掴んで教室を出た。
そして空き教室に入る。
「…朝の事本当にごめん…俺、てっきり雅也先輩としてるもんだと思って…」
「ううん…初めてが隼人君とでよかったよぉ」
するとギュッと抱き締められる。
「愛美ッ…俺…愛美の事好きなんだ…」
「へ///うそぉ…///」
「好きじゃなきゃあんなに構わないだろ…」
「私も…私も…隼人君の事が…でも…」
「雅也先輩か?」
「うん…弱み握られてて…」
「弱みって?」
「うあ…引かれちゃうもん…」
「引かないよ!話してよ」
私は隼人君に経緯を説明した。
「…引くどころかすげぇうれしい…俺愛美の事すげぇ好きだから…これからはTシャツなんかじゃなくて俺が愛美の事抱くから…」
「隼人君ッ…」
「ん?そしたらもう弱みないよな?雅也先輩の言いなりになることないじゃん!昼休み一緒に雅也先輩のところ行こう」
「うんッ…隼人君ありがとう」
もっと前に隼人君に告白しておけばよかったなあ…そしたらこんな事にならなかったのに。
でも解決するよね?