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龍ちゃんの豹変
第1章 へたれな龍ちゃんが変わる時

「龍ちゃん……それ、ひくわ」
「な、なんでだよ!これは俺の愛だぞ?俺は夏帆が生まれた時に決めたんだ。絶対俺の嫁さんにするって。必ず俺が幸せにするって」
生まれた時って龍ちゃん7歳じゃん!
そんなに年季入ってんの!?
「あ、じゃあもしかして龍ちゃんって……」
童貞だったりするのかな?
私のことずっと好きだってことはそうだよね?
今のイケメン龍ちゃんはちょっと怖いけどそれだったら慣れればなんとか……
「え、セックスのこと?ううん、童貞じゃないけど?」
……男なんて、男なんて、所詮こんなもんよね…
そうだ!やっぱり私の理想の男の人はへたれな龍ちゃんなんだよ!
こんなワガママに育っちゃったのは仕方ないとして、これから直せばいいだけじゃん?
で、へたれな龍ちゃんみたいな人を探せばいいのよ!
急に目を輝かせた私を龍ちゃんは訝しげに見つめてきた。
長年私を見てきただけはある。
私が龍ちゃんにとってよからぬことを考えているのに気づいたらしい。
「か……夏帆?」
「私、今日から龍ちゃん離れする!で、へたれな龍ちゃんみたいな人と温かいほのぼのした家庭を作るから!」
「な、なんでだよ!これは俺の愛だぞ?俺は夏帆が生まれた時に決めたんだ。絶対俺の嫁さんにするって。必ず俺が幸せにするって」
生まれた時って龍ちゃん7歳じゃん!
そんなに年季入ってんの!?
「あ、じゃあもしかして龍ちゃんって……」
童貞だったりするのかな?
私のことずっと好きだってことはそうだよね?
今のイケメン龍ちゃんはちょっと怖いけどそれだったら慣れればなんとか……
「え、セックスのこと?ううん、童貞じゃないけど?」
……男なんて、男なんて、所詮こんなもんよね…
そうだ!やっぱり私の理想の男の人はへたれな龍ちゃんなんだよ!
こんなワガママに育っちゃったのは仕方ないとして、これから直せばいいだけじゃん?
で、へたれな龍ちゃんみたいな人を探せばいいのよ!
急に目を輝かせた私を龍ちゃんは訝しげに見つめてきた。
長年私を見てきただけはある。
私が龍ちゃんにとってよからぬことを考えているのに気づいたらしい。
「か……夏帆?」
「私、今日から龍ちゃん離れする!で、へたれな龍ちゃんみたいな人と温かいほのぼのした家庭を作るから!」

