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龍ちゃんの豹変
第1章 へたれな龍ちゃんが変わる時

私の高らかな宣言に、龍ちゃんは目を丸くした。
そうやって驚いた顔はへたれな龍ちゃんの時と同じでちょっとだけ可愛い。
まあもとはおんなじ人なんだから当たり前なんだけど。
「……ダメだ」
「え?」
「ダメに決まってんだろうが!俺が何年我慢してきたと思ってんだ!18年!18年だぞ!そりゃセックスくらい健全な男なんだからするに決まってんだろ!でも彼女なんか作ったことないし、全部体だけの関係だっつうの!」
か、か、体だけの関係って!
「龍ちゃん……そんなふしだらな人だったの!?」
「お前なぁ、男を何だと思ってんの?確かに俺も悪かったよ。へたれなカッコして意識させないようにはしてたから。けど18にもなってそれはあんまりじゃねえ?」
「そんなこと言ったって龍ちゃんも童貞だと思ってたんだもん!そんなに焦らなくてもいいや、って思ってたんだもん!龍ちゃんひどいよ……こんな風にしたのは龍ちゃんじゃん…」
最初はイケメンすぎて目も合わせられなかったけど、こうやって話してみると龍ちゃんは龍ちゃんだなって思う。
私に強く言われるとちょっと怯んじゃうとことか、心配そうに私を見つめるとことか。
けどやっぱり私はへたれな龍ちゃんが好き。
急には変えられない……
そうやって驚いた顔はへたれな龍ちゃんの時と同じでちょっとだけ可愛い。
まあもとはおんなじ人なんだから当たり前なんだけど。
「……ダメだ」
「え?」
「ダメに決まってんだろうが!俺が何年我慢してきたと思ってんだ!18年!18年だぞ!そりゃセックスくらい健全な男なんだからするに決まってんだろ!でも彼女なんか作ったことないし、全部体だけの関係だっつうの!」
か、か、体だけの関係って!
「龍ちゃん……そんなふしだらな人だったの!?」
「お前なぁ、男を何だと思ってんの?確かに俺も悪かったよ。へたれなカッコして意識させないようにはしてたから。けど18にもなってそれはあんまりじゃねえ?」
「そんなこと言ったって龍ちゃんも童貞だと思ってたんだもん!そんなに焦らなくてもいいや、って思ってたんだもん!龍ちゃんひどいよ……こんな風にしたのは龍ちゃんじゃん…」
最初はイケメンすぎて目も合わせられなかったけど、こうやって話してみると龍ちゃんは龍ちゃんだなって思う。
私に強く言われるとちょっと怯んじゃうとことか、心配そうに私を見つめるとことか。
けどやっぱり私はへたれな龍ちゃんが好き。
急には変えられない……

