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龍ちゃんの豹変
第2章 龍ちゃん離れの第一歩
「あの……後ろ、大丈夫なんですか?」
本を借りにきた女の子が私の後ろを指差した。
ああ、初めてこの光景を見たらびっくりするよね。
「いつものことなんで。あ、カードお願いします」
慣れた私は二人を空気扱いで仕事をたんたんとこなす。
本を渡すとまだ訝しげな視線を後ろに投げかけながら女の子は図書室をでていった。
「僕はそんなことに時間を費やすくらいなら本でも読んでたほうがマシだね!」
「エッチしたことないくせにぃ、よくそんなこと言えるよねぇ」
「しなくたって分かるんだよ!穴の中にただ入れたり出したりするだけの何が面白いんだか!」
「へぇ~、やっぱり童貞なんだぁ。そういうのってぇ、モテない男のひがみじゃないのぉ?」
17時のチャイムがなり閉館の時間を教えてくれる。
まばらにいた生徒たちが図書室から出ると、私は正面の出入口の鍵を閉めた。
図書委員は準備室から出れるようになっている。
「桃花が初めての相手になってあげようかぁ?あ、でも桃花じゃ刺激強すぎるかなぁ?」
「し、死んでもごめんだね!ぼ、僕は帰る!」
ガタガタガタッといろんなところにぶつかりながら真田くんは帰っていった。
やれやれ、やっと終わった。
本を借りにきた女の子が私の後ろを指差した。
ああ、初めてこの光景を見たらびっくりするよね。
「いつものことなんで。あ、カードお願いします」
慣れた私は二人を空気扱いで仕事をたんたんとこなす。
本を渡すとまだ訝しげな視線を後ろに投げかけながら女の子は図書室をでていった。
「僕はそんなことに時間を費やすくらいなら本でも読んでたほうがマシだね!」
「エッチしたことないくせにぃ、よくそんなこと言えるよねぇ」
「しなくたって分かるんだよ!穴の中にただ入れたり出したりするだけの何が面白いんだか!」
「へぇ~、やっぱり童貞なんだぁ。そういうのってぇ、モテない男のひがみじゃないのぉ?」
17時のチャイムがなり閉館の時間を教えてくれる。
まばらにいた生徒たちが図書室から出ると、私は正面の出入口の鍵を閉めた。
図書委員は準備室から出れるようになっている。
「桃花が初めての相手になってあげようかぁ?あ、でも桃花じゃ刺激強すぎるかなぁ?」
「し、死んでもごめんだね!ぼ、僕は帰る!」
ガタガタガタッといろんなところにぶつかりながら真田くんは帰っていった。
やれやれ、やっと終わった。