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龍ちゃんの豹変
第2章 龍ちゃん離れの第一歩
協力してくれる目的は違うけれど、桃花は家庭部に入ってることもあり料理がかなり得意だ。
上手くいけば龍ちゃん離れの手助けになる。
「龍ちゃんに手料理食べてもらって、そのお返しに私を食べてもらうってのはどうかな?」
私の提案に桃花が嬉しそうに笑いながら視線をずらした。
ん?ずらした?何で?
疑問に思った私のすぐ後ろで聞き慣れた声がする。
「んなことしなくても、俺が作ってやるって言ってんのに。あ、違うか。そんなことしなくたって夏帆ならいつでも食べてやるよ?」
まずった。まずった。まずった!
いつから?いつから龍ちゃん後ろにいたの?
いや、もう最後のセリフを聞かれた時点でアウトだよね?
どうしよう。何て言いわけする?
ああもう!何にも思い付かない!
「やっぱりぃ。多分龍ちゃんじゃないかと思ったんだぁ」
「はじめまして。天野 龍です。夏帆の友達?」
「望月桃花ですぅ。夏帆ちゃんからいっぱい話聞いてますよぉ?」
にこやかに挨拶を交わす二人。
ただそれだけなのに二人は何故かその一瞬で意気投合した。
あんたたちはいつの間に宇宙人になったんだ。
上手くいけば龍ちゃん離れの手助けになる。
「龍ちゃんに手料理食べてもらって、そのお返しに私を食べてもらうってのはどうかな?」
私の提案に桃花が嬉しそうに笑いながら視線をずらした。
ん?ずらした?何で?
疑問に思った私のすぐ後ろで聞き慣れた声がする。
「んなことしなくても、俺が作ってやるって言ってんのに。あ、違うか。そんなことしなくたって夏帆ならいつでも食べてやるよ?」
まずった。まずった。まずった!
いつから?いつから龍ちゃん後ろにいたの?
いや、もう最後のセリフを聞かれた時点でアウトだよね?
どうしよう。何て言いわけする?
ああもう!何にも思い付かない!
「やっぱりぃ。多分龍ちゃんじゃないかと思ったんだぁ」
「はじめまして。天野 龍です。夏帆の友達?」
「望月桃花ですぅ。夏帆ちゃんからいっぱい話聞いてますよぉ?」
にこやかに挨拶を交わす二人。
ただそれだけなのに二人は何故かその一瞬で意気投合した。
あんたたちはいつの間に宇宙人になったんだ。