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龍ちゃんの豹変
第2章 龍ちゃん離れの第一歩
怒ったんだろうか。
へたれな龍ちゃんのときはほとんど怒られたことがなかったから、何だかびくついてしまう。

「で?俺にも食べさせてくれんの?」

「へ?」

「夏帆の手料理。作るんだろ?」

意外にも優しい声で返ってきて驚いた。
昨日みたいにダメだ、って言われると思ってたのに。

「う、上手くいったら……」

「バカ。失敗しても絶対食うから残しとけよ?俺、明日仕事だからできたては食えないけど」

ぽんぽんと頭を撫でて龍ちゃんは私と桃花の前を先に歩いていった。
へたれな龍ちゃんの時と変わらない手、優しい言葉。

……こういうの困る。
同一人物って分かってるけどごっちゃになるから。
だって私はへたれな龍ちゃんが好きなのに。
そういう人を探すための龍ちゃん離れなのに。

「龍ちゃんなかなかやるねぇ。夏帆ちゃんの旦那じゃなかったら桃花が欲しいかもぉ」

「……って旦那じゃないから」

「夏帆ちゃん、あんないい人のどこが不満なのぉ?イケメンだし、チューも気持ち良かったんでしょぉ?」

桃花の疑問はもっともなのかもしれない。
龍ちゃんはちょっと変態なとこもあるみたいだけど、イケメンで優しい。
家事だってできるし仕事も上手くいってるみたいだ。

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