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龍ちゃんの豹変
第3章 キッチンは戦場

『コンコン』
ドアをノックする音が聞こえた数秒後、龍ちゃんが顔を出した。
ちゃんとしたスーツを着てる龍ちゃんを見たのは初めてで、ドキドキする。
「上手くいった?」
龍ちゃんの優しい声が心に染みる。
龍ちゃんは机の上に置かれたおにぎりと味噌汁を見て嬉しそうに笑った。
や、ヤバい。
へたれな龍ちゃんにだったら何を食べさせても全然平気なのに、今の龍ちゃんにはこのおにぎりと味噌汁は食べさせちゃいけない気がする。
だって龍ちゃん絶対女の子から差し入れとかもらってそうだもん!
おにぎりとか特にありそうじゃない?
こんなぐちゃぐちゃのおにぎりなんて絶対見たことないだろうし、味噌汁はしょっぱいし……
「じゃ、いただきまーす」
「だ、だめーー!」
おにぎりに手を伸ばした龍ちゃんに待ったをかけた。
「ん?どうした?」
「や、ややややっぱ、もうちょっと上手になってから食べて……」
「何で?俺は夏帆が初めて作った料理が食いたいんだけど?」
いやいやいや。
龍ちゃんこの状況でそんな甘いセリフとか酷なんだけど。
ぐらついちゃうんだけど。
泣いちゃいそうなんだけど!
ドアをノックする音が聞こえた数秒後、龍ちゃんが顔を出した。
ちゃんとしたスーツを着てる龍ちゃんを見たのは初めてで、ドキドキする。
「上手くいった?」
龍ちゃんの優しい声が心に染みる。
龍ちゃんは机の上に置かれたおにぎりと味噌汁を見て嬉しそうに笑った。
や、ヤバい。
へたれな龍ちゃんにだったら何を食べさせても全然平気なのに、今の龍ちゃんにはこのおにぎりと味噌汁は食べさせちゃいけない気がする。
だって龍ちゃん絶対女の子から差し入れとかもらってそうだもん!
おにぎりとか特にありそうじゃない?
こんなぐちゃぐちゃのおにぎりなんて絶対見たことないだろうし、味噌汁はしょっぱいし……
「じゃ、いただきまーす」
「だ、だめーー!」
おにぎりに手を伸ばした龍ちゃんに待ったをかけた。
「ん?どうした?」
「や、ややややっぱ、もうちょっと上手になってから食べて……」
「何で?俺は夏帆が初めて作った料理が食いたいんだけど?」
いやいやいや。
龍ちゃんこの状況でそんな甘いセリフとか酷なんだけど。
ぐらついちゃうんだけど。
泣いちゃいそうなんだけど!

