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龍ちゃんの豹変
第3章 キッチンは戦場
私が止めるのにも構わず、がぶっとおにぎりにかぶりついた龍ちゃん。
優しい龍ちゃんのことだ。
ちょっとしょっぱくても美味しいって言ってくれるはず。
ってホントは甘えちゃいけないんだけど。

「……夏帆、俺安心した」

「何が?」

もしかして意外にご飯が上手に作れた?
初めてにしては上手いって?
やだ!
そんなに誉めたってイケメン龍ちゃんにはなびかないんだぞ!

「予想通り不味くて安心したよ。やっぱ夏帆はこうでなくちゃな。夏帆はさ、頭はいいし、顔も綺麗だろ?やっぱ何か一つは不得手がないとさ、人間じゃないじゃん?」

……何で誉められてる気が全くしないんだろう。
あ、誉めてないのか。

「やっぱイケメン龍ちゃんはひどい……」

「な、何でだよ!俺は今誉めたんだぞ!夏帆は綺麗で頭いいって言っただろ!」

「へたれな龍ちゃんだったら不味いって言わなかったもん。全部美味しいって言ってくれたもん。そんなふうに遠回しにけなしたりしないもん」

ぷく、っと頬を膨らますと龍ちゃんは不服そうな顔をした。
うわ、けなしたことに本気で気付いてないわ。

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