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龍ちゃんの豹変
第4章 おにぎりと味噌汁の審査結果
桃花の声にはいつもの茶化すような感じは一切なかった。
料理は桃花の一部だ。
それだけは本気で負けたくないと思ったのかもしれない。
「……分かった。それでいいよ。じゃあ逆に望月さんの作るご飯が美味しかった場合は僕はお金を出して童貞を捨ててくる。これでどうだい?」
「ん。それでいい」
いつもと違う雰囲気に、私は固まったままだった。
新しい展開にわくわくしてたけど、こんな結末は予想してなかった。
結局いつものように怒鳴りあって終わるものだと思ってたのだ。
しかも不味かったら真田くんの童貞をもらうってことは……桃花が真田くんとエッチするってことだよね?
え!え!え!
そ、それでいいの!?
二人ともそれでいいんですか!?
桃花がカウンターに座り直したと同時に、桃花の髪が制服の膨らんだ部分をさらさらと流れた。
このおっぱいを真田くんが弄ったり舐めたりするんだろうか。
考えただけで顔が熱くなる。
「……桃花」
「ごめんねぇ……夏帆ちゃんの採点も真田くんにはさせるからぁ」
「へ?あ……う、うん」
問題はそこじゃないんだけどな……
私と龍ちゃんのことよりも何だか大事になってしまった真田くんと桃花の対決に、私は頭がいっぱいになってしまう。
自分の料理のことも考えなきゃいけないのに……
前途多難。
もうその言葉しか思い浮かばなかった。
料理は桃花の一部だ。
それだけは本気で負けたくないと思ったのかもしれない。
「……分かった。それでいいよ。じゃあ逆に望月さんの作るご飯が美味しかった場合は僕はお金を出して童貞を捨ててくる。これでどうだい?」
「ん。それでいい」
いつもと違う雰囲気に、私は固まったままだった。
新しい展開にわくわくしてたけど、こんな結末は予想してなかった。
結局いつものように怒鳴りあって終わるものだと思ってたのだ。
しかも不味かったら真田くんの童貞をもらうってことは……桃花が真田くんとエッチするってことだよね?
え!え!え!
そ、それでいいの!?
二人ともそれでいいんですか!?
桃花がカウンターに座り直したと同時に、桃花の髪が制服の膨らんだ部分をさらさらと流れた。
このおっぱいを真田くんが弄ったり舐めたりするんだろうか。
考えただけで顔が熱くなる。
「……桃花」
「ごめんねぇ……夏帆ちゃんの採点も真田くんにはさせるからぁ」
「へ?あ……う、うん」
問題はそこじゃないんだけどな……
私と龍ちゃんのことよりも何だか大事になってしまった真田くんと桃花の対決に、私は頭がいっぱいになってしまう。
自分の料理のことも考えなきゃいけないのに……
前途多難。
もうその言葉しか思い浮かばなかった。