この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
龍ちゃんの豹変
第4章 おにぎりと味噌汁の審査結果
「何で急に態度が軟化したの?」
やっぱり聞かずにはいられなくて真田くんの背中に問いかけた。
真田くんはお茶碗を洗いながら私の質問に微かに笑う。
「軟化したように見えるかな?僕自身はそんなつもりはないんだけど。ただ望月さんの言うように食べてみないのに美味しいか不味いか分かんないでしょ?って言葉に触発されたんだ。セックスだってやってみなくちゃどんなものか分かんないんだろうなって」
「……エッチは気持ちいいもん」
「分かったよ。それを確かめに行ってくるからさ」
洗い終わった食器を水切りかごに重ねると、真田くんはカバンを手にとった。
「あ、佐々木さんのおにぎりと味噌汁も美味しかったよ。ただネギが連なってたからそれはちゃんと切ったほうがいいかな」
「わ!ご、ごめん!ちょっと考えごとしてたから…」
あたたたた。
やっぱりやっちゃってた。
「二人ともごちそうさまでした。ソープに行った感想は月曜日でもいいだろう?」
途中からずっと黙ったままの桃花に真田くんが声をかける。
桃花は下を向いたまま言葉を発しない。
やっぱり聞かずにはいられなくて真田くんの背中に問いかけた。
真田くんはお茶碗を洗いながら私の質問に微かに笑う。
「軟化したように見えるかな?僕自身はそんなつもりはないんだけど。ただ望月さんの言うように食べてみないのに美味しいか不味いか分かんないでしょ?って言葉に触発されたんだ。セックスだってやってみなくちゃどんなものか分かんないんだろうなって」
「……エッチは気持ちいいもん」
「分かったよ。それを確かめに行ってくるからさ」
洗い終わった食器を水切りかごに重ねると、真田くんはカバンを手にとった。
「あ、佐々木さんのおにぎりと味噌汁も美味しかったよ。ただネギが連なってたからそれはちゃんと切ったほうがいいかな」
「わ!ご、ごめん!ちょっと考えごとしてたから…」
あたたたた。
やっぱりやっちゃってた。
「二人ともごちそうさまでした。ソープに行った感想は月曜日でもいいだろう?」
途中からずっと黙ったままの桃花に真田くんが声をかける。
桃花は下を向いたまま言葉を発しない。