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龍ちゃんの豹変
第4章 おにぎりと味噌汁の審査結果
「ありゃ~絶対ホテルに直行だな」
いつの間にか龍ちゃんが私の後ろに立ってにやにや笑っていた。
あごを私の頭の上に乗せ、腕を私の首もとに巻いてくる。
「龍ちゃん、重い……」
重心を私に傾けられてつむじが悲鳴をあげた。
痛い、痛い、痛い。
あごが刺さってる!刺さってるから!
「いいなぁ。俺も夏帆とエッチしたいなぁ」
龍ちゃんの声が私の頭の上から響いてくる。
そうだった!
龍ちゃんと私も勝負してたんだった!
「おにぎりとお味噌汁……不味かった?」
恐る恐る聞いてみた。
龍ちゃんはちょっと考えこむように「う~ん」と唸っている。
「ネギが連なってる以外は旨かった。結構頑張ったじゃん」
「え!ホント!?」
「ほんと、ほんと。あ、けど」
「けど何?」
「ネギの分だけは夏帆を食べてもいい?」
龍ちゃんが私の顔を覗きこんだ。
休みの日だからか眼鏡をかけて髪も下ろしたままの龍ちゃんは、へたれな龍ちゃんとイケメン龍ちゃんの真ん中くらいに見えた。
眼鏡はオシャレな眼鏡だし、髪の毛もぼさぼさではないけれど少し安心する。
この龍ちゃんとだったら……何だか上手くできそうな気がした。
いつの間にか龍ちゃんが私の後ろに立ってにやにや笑っていた。
あごを私の頭の上に乗せ、腕を私の首もとに巻いてくる。
「龍ちゃん、重い……」
重心を私に傾けられてつむじが悲鳴をあげた。
痛い、痛い、痛い。
あごが刺さってる!刺さってるから!
「いいなぁ。俺も夏帆とエッチしたいなぁ」
龍ちゃんの声が私の頭の上から響いてくる。
そうだった!
龍ちゃんと私も勝負してたんだった!
「おにぎりとお味噌汁……不味かった?」
恐る恐る聞いてみた。
龍ちゃんはちょっと考えこむように「う~ん」と唸っている。
「ネギが連なってる以外は旨かった。結構頑張ったじゃん」
「え!ホント!?」
「ほんと、ほんと。あ、けど」
「けど何?」
「ネギの分だけは夏帆を食べてもいい?」
龍ちゃんが私の顔を覗きこんだ。
休みの日だからか眼鏡をかけて髪も下ろしたままの龍ちゃんは、へたれな龍ちゃんとイケメン龍ちゃんの真ん中くらいに見えた。
眼鏡はオシャレな眼鏡だし、髪の毛もぼさぼさではないけれど少し安心する。
この龍ちゃんとだったら……何だか上手くできそうな気がした。