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第5章 龍ちゃんの甘い罠

「じゃあ続きはまた明日。明日は俺午後から出社だから午前中においで？」

服をちゃんと直してくれると龍ちゃんは頭を撫でてくれた。
すごく不思議なんだけど、それだけじゃちょっと物足りなくて、下半身がムズムズする。

これは一体何なんだろう……

「じゃあまた明日ね」

とりあえず自分の部屋には戻ったけど落ち着かない。
また明日龍ちゃんに会ったら原因がわかるかな……？

私は桃花への報告の為に携帯を手にとった。
だけど結局その日、桃花から返信がくることはなかった。