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龍ちゃんの豹変
第6章 桃花の恋愛事情
だけど携帯の着信が鳴った瞬間、びくりと怯えた桃花。
この着信音、初めて聞く……
桃花は慌てて携帯を確認するとお弁当箱を片付けた。
かなり急ぎの用だったんだろうか。
「ごめん、夏帆ちゃん。桃花……行かなくちゃ……」
「ん、いいよ?今日図書室の当番だからまたその時ね?」
図書室。その言葉にも桃花は反応した。
もしかして今の着信、真田くんから……?
「じゃ、じゃあね」
桃花が私の目を見ずに屋上から飛び出て行った。
絶対そうだ。真田くんからの着信だったから図書室にも反応したんだ。
私は急いで自分の荷物を片付けると、桃花の後をつけていった。
校舎の中を早足で桃花が走っていく。
かなり急いでいるのか私がついているのにも気付かない様子だった。
桃花はもうほとんど使われていない校舎に入り、その中の一つの教室に入った。
そこは図書委員が倉庫代わりに本を置いている教室だ。
私の予想は確信に変わった。
この着信音、初めて聞く……
桃花は慌てて携帯を確認するとお弁当箱を片付けた。
かなり急ぎの用だったんだろうか。
「ごめん、夏帆ちゃん。桃花……行かなくちゃ……」
「ん、いいよ?今日図書室の当番だからまたその時ね?」
図書室。その言葉にも桃花は反応した。
もしかして今の着信、真田くんから……?
「じゃ、じゃあね」
桃花が私の目を見ずに屋上から飛び出て行った。
絶対そうだ。真田くんからの着信だったから図書室にも反応したんだ。
私は急いで自分の荷物を片付けると、桃花の後をつけていった。
校舎の中を早足で桃花が走っていく。
かなり急いでいるのか私がついているのにも気付かない様子だった。
桃花はもうほとんど使われていない校舎に入り、その中の一つの教室に入った。
そこは図書委員が倉庫代わりに本を置いている教室だ。
私の予想は確信に変わった。