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龍ちゃんの豹変
第9章 龍ちゃんの拒否と失う覚悟
学校はサボることにした。
うちの父も母も仕事でいないからバレることはない。

一番お気に入りの下着を身に付け、ニットのワンピースを着て家を出た。
龍ちゃんちの玄関を開けるとあいていた。
昔から私がよく出入りしてたから開けっ放しが癖になってるのかもしれない。

二階に続く階段を昇り、龍ちゃんの部屋の前に立った。
今まで龍ちゃんの部屋に入った回数は数えきれない程あるけれど、こんなに緊張したのは初めてだと思う。

龍ちゃんにいっぱい我慢させたんだもん。
今度は私が頑張る番だよ!
こういうのは勢いが大事!

「龍ちゃん!」

ドアを開けると龍ちゃんは上半身裸。
下はボクサーパンツでベッドの上に寝転んでいるところだった。

「か……夏帆?」

龍ちゃんは目を丸くして驚いている。
そりゃそうだ。
いつもなら学校行ってる時間だし。

私は龍ちゃんに近付くとワンピースを脱いだ。
脱ぎやすさ重視でこの服を選んだかいがある。

「ちょ、夏帆!何やって……」

「龍ちゃん!私とエッチしよ?もう大丈夫だから!だから……お願い……」


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