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堕ち逝く空
第2章 始まりは静かに…
痴漢の手は捲くったスカートの中で、腹部をゆったりと撫でる。正面から痴漢されていて足を閉じようにも、痴漢の足が一歩踏み込んだだけでそれを許さない。わざとらしくゆったりと撫でる手は、下に下りていく。太ももを撫でて先ほどよりも触れられる面積が増えたことを喜んでいるようだ。
「………っ」
パンツの上からだが、股を掴むように掌の温みがゾッと背筋を這う。ぎゅっと目を閉じて首を振ることで、意思表示を示す香織だ。しかしグッと指を曲げられると、確かな場所が触れて身体がピクリと動く。中指と薬指…二本の指がゆっくりとその形を辿り始める。流石に怖くて香織がスカートの上から手を引き離そうと押さえ込んだ瞬間。
「…ぁ…っ」
生地越しに一番過敏な箇所をグリグリと弄られる。男の足がグッと上がると太ももが股を刺激した。
電車の揺れで膝が掠るたびに、間に挟まれている痴漢の指がグッグッと香織の芽を抉る。不規則な揺れは、身体をねじる事で拒否も出来ずされるがままだ。空いた片手がセーラー下から忍び込む。助けを求めようと周囲を見ても、誰もが自分のことで精一杯だ。先ほどの少女――綾香は既に携帯片手だ。
いつの間に上着のボタンを全開にされていたんだろうと、考える余裕もなく痴漢の手は細い小さな身体に不似合いな大きさの胸を、性急に突起を摘む。
「ぁぅ…っんぅ」
これが自分の声かと疑うほどの甘さ。香織は唇とグッと噛むことで背筋に伝う未知の感触を殺す。しかしずりあげられブラジャーから開放された胸を。掌が撫で、潰し。突起を挟んで揺さぶれば、心とは反対に気持ち良いと身体は伝えた。
証拠に下腹部の変化である。乾いて痛みと恐怖としか無かったものが。芽を出し触れて触れてというように濡れ始めていた。
「ふぅ…」
指がパンツの間から入ってくる。湿りだした肉壁の間で二本の指が往復すると、擦られてしまう芽に過敏過ぎる刺激が、思考を鈍らせはじめた。
中指がねっとりという表現がしっくりする。くるくると細かに弧を描く。
足を閉じたいのに、怖いのに、気持ちがいい。
ぐらぐらと揺れるのは、電車の揺れかと思うと男はまるで恋人のように、身体を密着させてきた。
『………お乗換えの方は三番線…』
「………っ」
パンツの上からだが、股を掴むように掌の温みがゾッと背筋を這う。ぎゅっと目を閉じて首を振ることで、意思表示を示す香織だ。しかしグッと指を曲げられると、確かな場所が触れて身体がピクリと動く。中指と薬指…二本の指がゆっくりとその形を辿り始める。流石に怖くて香織がスカートの上から手を引き離そうと押さえ込んだ瞬間。
「…ぁ…っ」
生地越しに一番過敏な箇所をグリグリと弄られる。男の足がグッと上がると太ももが股を刺激した。
電車の揺れで膝が掠るたびに、間に挟まれている痴漢の指がグッグッと香織の芽を抉る。不規則な揺れは、身体をねじる事で拒否も出来ずされるがままだ。空いた片手がセーラー下から忍び込む。助けを求めようと周囲を見ても、誰もが自分のことで精一杯だ。先ほどの少女――綾香は既に携帯片手だ。
いつの間に上着のボタンを全開にされていたんだろうと、考える余裕もなく痴漢の手は細い小さな身体に不似合いな大きさの胸を、性急に突起を摘む。
「ぁぅ…っんぅ」
これが自分の声かと疑うほどの甘さ。香織は唇とグッと噛むことで背筋に伝う未知の感触を殺す。しかしずりあげられブラジャーから開放された胸を。掌が撫で、潰し。突起を挟んで揺さぶれば、心とは反対に気持ち良いと身体は伝えた。
証拠に下腹部の変化である。乾いて痛みと恐怖としか無かったものが。芽を出し触れて触れてというように濡れ始めていた。
「ふぅ…」
指がパンツの間から入ってくる。湿りだした肉壁の間で二本の指が往復すると、擦られてしまう芽に過敏過ぎる刺激が、思考を鈍らせはじめた。
中指がねっとりという表現がしっくりする。くるくると細かに弧を描く。
足を閉じたいのに、怖いのに、気持ちがいい。
ぐらぐらと揺れるのは、電車の揺れかと思うと男はまるで恋人のように、身体を密着させてきた。
『………お乗換えの方は三番線…』