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君はまたいなくなった。
第1章 溢れる想い
「あざみの公園」

名前の如く、薊の花が一面に咲くこの公園。夏の始まりはまだ少ししか咲かないが、真夏となると一面に咲き乱れる。



「小さい頃ここでよく遊んだよねー」


美鶴が咲き始めの薊の花を見ながら話す。


「あー、お前薊の花を安易に触って泣いてたよな」



「あ、あれはトゲがあるって知らなかったから…」

懐かしい話をしながら俺と美鶴はベンチへ腰をおろす。

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