この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
執事はお嫌いですか?
第6章 主人と執事は翻弄し、進む
「近いですね・・・」
「わかってるなら少し離れろ・・・」
「なぜですか?」
「そんなジッと見つめられていると寝ずらい!」
「すみません、つい」

「ふふ・・・嬉しいんです」と言葉を漏らすクロは本当に嬉しそうで、置いたままの手は俺の頬を親指で滑らすように撫でた。
まるで、愛猫を愛でるような――。

「・・・俺は猫じゃないぞ」
「そっくり」
「似てない・・・!」

いつも通り、俺は文句の一つや二つ言ってやろうかとする。
と、急に俺の胸にクロが顔を埋めてきて、途端に体が熱くなった。


「―――斎とこうしていられるのが本当に嬉しい・・・」


クロは、ついさっきまでとは違う雰囲気を醸し出しながら、するすると上に顔を持ってきて、ちゅ――と小さいリップ音をたて、俺の唇にキスをした。

「ッ・・・」

気恥ずかしさもあったが、その動きがあまりにも自然だったこともあり、一瞬、脳内がフリーズしかける。

「斎――」

そんな俺をお構いないしに、クロは自由に振る舞う。

グッと互いの体を密着させ、クロの腕から抱きかかえられるように頭を支えられ、唇が俺の耳元へと移動した。

「好き、大好き――」
「ッ――!」

今日は本当におかしい夜だ・・・。
俺だけじゃない。クロも随分とおかしい。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ